今回ご紹介するのは、熊本和牛あか牛のすね肉です。
すね肉とは
すね肉は牛の前足やふくらはぎ付近に位置する部位で、肉質や栄養価において非常に特有な特徴を持っています。
名前の通り、牛のすね部分にあたるため、筋肉が発達しており、運動量が多いこの部位は、非常に硬く、脂肪がほとんど含まれていません。そのため、赤身の中でも「赤身の極み」と言えるでしょう。すね肉はその特性から、調理法を工夫することで驚くべき変化を遂げます。
すね肉の特徴
すね肉は筋肉が多く、運動量が豊富な部位であるため、肉質が非常に硬くなっています。
このため、すね肉は脂肪がほとんど含まれていない赤身の部位となっており、通常のステーキや焼肉といった調理法では食べられなくはないですが、その硬さが際立つことが多いです。
しかし、すね肉の最大の特徴は、コラーゲンが豊富に含まれている点です。
このゼラチン質は、長時間煮込むことで溶け出し、肉質を柔らかくし、風味豊かな料理に仕上げることができます。
煮込むことで大変身
すね肉の本領を発揮するのは、じっくりと煮込む調理法です。
焼き上げるだけでは硬さが残りますが、煮込み料理にすることで、ゼラチン質が肉に溶け込み、肉が非常に柔らかくなります。
これにより、ホロホロと崩れるような食感とともに、深い旨味を楽しむことができます。すね肉は、時間をかけて煮込むことで、その持ち味を最大限に引き出せる部位なのです。
栄養価も抜群
すね肉は栄養価も非常に優れています。
特に豊富に含まれているのはコラーゲンで、肌のハリや弾力を保つために重要な成分です。コラーゲンは、美肌効果があるだけでなく、関節や骨の健康を維持する役割も果たします。また、すね肉には骨の健康を支えるビタミンKも含まれており、骨密度の維持に貢献します。
これらの栄養素により、すね肉は体の内側から健康をサポートする食材としても優れています。
おすすめの食べ方
すね肉を最大限に楽しむための調理法はいくつかあります。
最もおすすめなのは、ビーフシチューやカレーです。ビーフシチューは、デミグラスソースとワインやトマトが融合し、抗酸化作用をもたらします。これにより、体内の活性酵素を抑えることができ、健康をサポートします。
一方、カレーは多種多様なスパイスが含まれており、風邪の予防や整腸作用、血行促進などの効果が期待できます。
また、すね肉はシチューやおでん、スープにも非常に適しています。
長時間煮込むことで、その柔らかさと旨味が引き立ちます。ご家庭に圧力鍋があれば、短時間で美味しい煮込み料理が作れるので、ぜひ活用してみてください。もちろん、お鍋でじっくり煮込む方法も、すね肉の風味を引き立てる素晴らしい方法です。
焼くと硬くなりますが、薄切りにして焼肉にする方法もあります。焼肉にすると、コク深い味わいを楽しむことができ、普段とは違った楽しみ方ができます。赤身好き、歯ごたえを楽しみたい方にはおすすめです。
あか牛すね肉の入手方法
現在、オンラインショップ通販ではすね肉は取り扱っておりませんが、恵比寿にある「あか牛精肉販売所」では、入荷次第、店頭に並ぶことがあります。
日によって販売部位が異なりますので、気になる方は店舗へのお問い合わせをお待ちしています。
肉料理の幅を広げるために、すね肉の持つ特性を活かした料理をぜひ体験してみてください。
あか牛の入荷状況・セールや店舗・イベント情報など発信しています。
営業時間、店休日などもこちらでご確認ください。
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