今回ご紹介するのは熊本和牛あか牛のハチノスです。
ハチノスとは第2胃のこと
牛には4つの胃があり、それぞれに異なる役割と特徴があります。
第1胃は「ミノ」、第2胃が「ハチノス」、第3胃は「センマイ」、第4胃は「赤センマイ」と呼ばれます。このうち1~3番目の胃は、一度食べたものを再び口まで戻して再度噛み砕く「反芻」の役割を持ち、これが独特な食感を持つホルモン肉として親しまれています。
ホルモンは一般的に焼肉の部位として知られていますが、それぞれの胃は形状や食感が異なるため、多様な料理で楽しむことができます。今回ご紹介する「ハチノス」はその中でも特に見た目がユニークで、食感も楽しめる部位です。
ミノの記事はこちらから
センマイの記事はこちらから
赤センマイの記事はこちらから
ハチノスの特徴
ハチノスは、未処理の状態では表面が黒っぽいですが、皮を剥がし、磨くことで内側にある綺麗な白色が現れます。
この黒い皮は、咀嚼物に触れる部分であり、独特の強い臭みを持っています。家庭でハチノスを下処理する際は、ぬるま湯に漬けた後に熱湯で数分間茹で、黒い皮を取り除くと、臭みが軽減され、食べやすくなります。
ハチノスの独特な噛み応えや食感は、多くのホルモン好きに愛されています。また、美肌効果が期待できるコラーゲンを豊富に含んでおり、ヘルシーな内臓肉として人気があります。
ハチノスの名前の由来
「ハチノス」という名前は、その見た目に由来しています。
ハチノスの内側は、蜂の巣(ハニカム)に似た六角形のパターンが広がっており、この独特の構造が名前の由来となっています。蜂の巣に似たこの模様が、ハチノスの特徴的な見た目と、食感を一層引き立てています。
ハチノスの栄養価
ハチノスは高タンパク質・低脂肪の部位であり、ダイエット中でも安心して食べられる食材です。また、内臓肉としてはコレステロールが低めで、ビタミンB12や鉄分、亜鉛などのミネラルが豊富に含まれています。これらの栄養素は、血液の生成や免疫機能の向上、エネルギー代謝を助ける効果があります。
焼肉
ハチノスはそのまま焼肉として楽しむのもおすすめです。タレと合わせて焼くことで、味に深みが増し、噛み応えのある食感がより引き立ちます。特に、炭火でじっくりと焼き上げると、外はカリッと、中はジューシーに仕上がります。
トリッパの煮込み
イタリア料理では、動物の胃袋の総称を「トリッパ」と呼び、特にハチノスを用いた「トリッパの煮込み」は定番料理として知られています。トマトソースやハーブ、野菜と一緒にじっくり煮込むことで、柔らかくなったハチノスは、風味豊かな一品に仕上がります。
スープ料理
ハチノスはスープ料理にも最適です。
中華料理の「牛肉のハチノススープ」は、コクのあるスープとハチノスの食感が絶妙にマッチする一品です。スープの具材としてハチノスを加えると、旨味が引き出され、より豊かな味わいが楽しめます。
ハチノスの購入は恵比寿で
恵比寿にあるあか牛精肉販売所の1階精肉店では、丁寧に下処理した肉厚のハチノスをご用意しております。
あか牛のホルモンは臭みが少ないと、大変ご好評をいただいております。
さらに、あか牛精肉販売所の地下レストランでは「ハチノスカリカリ焼き」をお召し上がりいただけるほか、塩もつ煮など手軽にあか牛のホルモンのメニューを味わえます。
ぜひ、お近くにお越しの際はあか牛精肉販売所にお立ち寄り頂き、覗いてみてください。あなたの気になる部位がきっとあります。
インスタグラムでは店舗情報やお買い得情報も更新しています。ぜひアクセスしてみてください。
おすすめ商品