今回ご紹介するのは熊本和牛あか牛のウワミスジです。
ウワミスジとは
ウワミスジは、肩甲骨の内側に位置する希少な赤身の部位で、その名の通り「ミスジ」の上部に位置しています。
ミスジと比べると、赤身の割合が高く、脂肪は少なめで、肉の旨味が凝縮されています。肉質は多少筋があるものの、しっかりとした噛み応えとともに柔らかさも併せ持つため、ステーキなどのシンプルな調理法でその魅力を最大限に引き出せます。
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ウワミスジの特徴
この部位の特徴は、なんといっても赤身の濃厚さにあります。
赤身肉ならではのしっかりとした肉本来の味わいが楽しめるため、脂の多い部位が苦手な方や、あっさりとした肉を好む方にぴったりです。
また、ウワミスジは、肉の風味を引き立てる塩だれやわさび醤油との相性が抜群で、シンプルな味付けでもその美味しさを堪能できます。
ウワミスジは超希少部位
ウワミスジは、牛1頭から取れる量が非常に限られており、その量はわずか600g程度に過ぎません。
このため、ウワミスジは非常に希少な部位とされ、この部位だけで市場に出回ることはあまりありません。一般的には、ウデ(肩)肉の一部として扱われることが多く、その存在自体が知られていないこともあります。
ウワミスジの美味しさはレアで分かります
ウワミスジの赤身は、モモ肉のように水分量が少ないため、焼き方には注意が必要です。
長時間火を通すと、パサつきやすくなり、肉の旨味が失われてしまいます。そのため、ウワミスジはさっと火を通すレアな焼き加減が最適です。表面を軽く焼き上げることで、肉の中に旨味を閉じ込めた柔らかいステーキが楽しめます。
レアで焼き上げたウワミスジは、しっかりとした肉の味わいとともに、柔らかくジューシーな食感のレシピが魅力です。また、薄切りにしてしゃぶしゃぶにするのもおすすめです。しゃぶしゃぶならではのさっぱりとした味わいと、ウワミスジの旨味が絶妙にマッチします。
ウワミスジの美味しいレシピ
ウワミスジの赤身の濃厚な味わいを引き立てるためには、シンプルな調味料での焼肉やステーキが最適です。
例えば、塩だれやわさび醤油を合わせることで、肉の旨味を最大限に引き出すことができます。塩だれは、さっぱりとした味わいが特徴で、ウワミスジの強い赤身のコクを引き立てます。一方、わさび醤油は、ピリッとした辛さがアクセントとなり、肉の甘みを引き出す効果があります。ぜひ、自分好みの焼き加減と調味料を見つけて、ウワミスジの魅力を存分にお楽しみください。
ウワミスジの栄養価
ウワミスジは、赤身肉でありながら栄養価が高く、健康に良い影響を与える部位です。
特に、ウワミスジを含むあか牛の肉には、タウリンが豊富に含まれています。タウリンは、アミノ酸の一種で、健康維持に重要な役割を果たし、疲労感の軽減もあります。また、ウワミスジは低脂肪でありながら高たんぱくで、筋肉の維持やダイエットにも適した食材です。
さらに、ウワミスジには、鉄分やビタミンB群も豊富に含まれており、貧血予防やエネルギー代謝の促進に役立ちます。鉄分は、血液中の酸素を運ぶ役割を担い、体全体のエネルギー供給に不可欠です。ビタミンB群は、炭水化物や脂質、たんぱく質の代謝を助け、疲労回復やストレス軽減に効果的です。
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