今回ご紹介するのは熊本和牛あか牛のハツです。
ハツとはどこにあるの
迫力満点なあか牛のハツ。ハツとは、牛の心臓そのものを指します。
牛の心臓は、一日中絶え間なく動き続けているため、非常に活発な部位です。そのため、脂肪が少なく、引き締まった筋肉が特徴となっています。ハツという名前の由来は、英語の「Hearts」に由来するとも言われていますが、他にも「ココロ」や「やさき」、「やり先」など、さまざまな呼び名があります。
この部位は、牛一頭からわずか2kg程度しか取れないため、希少価値の高い部位として知られています。
ハツの特徴
ハツの特徴は、肉厚でやや硬めの食感と、コリコリとした歯ごたえです。
筋繊維が細かく、噛むごとにしっかりとした食感を楽しむことができます。また、ハツの表面には適度な脂肪が残されており、これが味わいに深みを与えています。
特に、脂肪の付いた部分は「アブシン」と呼ばれ、赤身と脂のコントラストが絶妙で、あっさりとしながらも旨味がしっかりと感じられるのが特徴です。アブシンは、赤身の濃厚な味わいと脂のコクを同時に楽しめる部位として人気があります。
ハツの栄養価
ハツは、見た目がレバー(肝臓)に似ていますが、独特の臭みが少ないため、ホルモンが苦手な方でも食べやすい部位です。
また、脂肪が少なく、ヘルシーな食材としても注目されています。ハツのカロリーは100gあたり約142kcalと低めで、たんぱく質は約16.5g含まれており、低カロリー高たんぱくな食品です。このため、筋肉を増強したい方やダイエット中の方にも適しています。
さらに、ハツにはビタミンB群や鉄分が豊富に含まれています。
ビタミンB群はエネルギー代謝を促進し、疲労回復に効果があるとされています。また、鉄分は血液中のヘモグロビンを増やし、貧血予防に役立ちます。特に女性や成長期の子供にとって、ハツは栄養補給の面でも優れた部位となります。
ハツの美味しい食べ方
ハツを美味しく食べるためには、適度な火加減が重要です。
焼きすぎるとハツ特有のコリコリとした食感が失われてしまうため、焼き加減はピンク色になる程度がベストです。特にアブシンの場合は、脂肪部分から焼き始め、その後、赤身の部分を焼くことで、脂と赤身のバランスを楽しむことができます。
シンプルに塩で食べるのが、ハツの美味しさを最大限に引き出す方法です。淡白でありながらも、噛むたびに濃厚な赤身の味わいが広がります。
また、ニンニク醤油やゴマ油との相性も抜群で、風味豊かな一品に仕上がります。
シンプルなハツの塩焼き、野菜と一緒にハツのニンニク醤油炒めもご飯が進むおかずに。
お好みで七味唐辛子なども風味が抜群です。
ハツを購入するなら恵比寿で
恵比寿のあか牛精肉販売所では、あか牛のハツを不定期に入荷しています。
オンラインショップではお取り扱いがありませんが、店舗にてお電話でのご予約やお取り置きが可能です。
また、店舗からの発送も承っておりますので、ご遠慮なくご相談ください。栄養価の高いハツを使用して、ご家庭で美味しい料理を楽しんでみてください。
あか牛精肉販売所 TEL03-6277-0429 電話対応 月曜定休:11:00~20:00