タテバラ　脂の美味しさはトップクラス

2023.04.27

熊本和牛あか牛は、その上質な赤身と適度な脂が魅力で、焼肉やステーキ、煮込み料理まで幅広く利用されています。今回は、あか牛の中でも特に人気のある部位「タテバラ」についてご紹介します。

タテバラとは

タテバラは、「外バラ」の前脚寄りに位置する部位で、常に呼吸によって動いている筋肉のため、しっかりとした食感を持っています。
筋肉質でやや硬めの肉質が特徴ですが、全体に脂がのっており、コクのある濃厚な味わいが楽しめます。熊本和牛あか牛は一般的に赤身が多い傾向がありますが、このタテバラはその中でも脂の美味しさが際立つ部位です。

タテバラの魅力は、そのバランスの取れた肉質と脂の風味です。
しっかりとした噛み応えを持ちつつ、脂が舌の上でとろけるような感覚を楽しむことができます。焼肉や煮込み料理に使うと、その脂の旨味が存分に引き出され、特にカルビとして食べるときに最高の味わいを堪能できます。

タテバラの特徴

タテバラは、他にも「トロカルビ」や「特上カルビ」と呼ばれることがありますが、その名前はお店によって異なります。
一般的に、脂が多く柔らかいほど「特上」とされ、最高級のカルビとして扱われます。焼肉店では定番メニューとして高い人気を誇り、濃厚な味わいを求めるお客様に非常に好まれる部位です。

タテバラの脂は濃厚で、コクが深く、口の中に広がる甘みが特徴です。熊本和牛あか牛のタテバラは、赤身が多いあか牛ならではの繊細な旨味と、たっぷりの脂の甘さが絶妙にマッチし、他のカルビ部位とは一味違った美味しさを楽しめます。

タテバラの美味しい食べ方

タテバラは、その豊富な脂を活かした様々な調理法が楽しめる部位です。ここでは、いくつかのおすすめの食べ方をご紹介します。

・焼肉
タテバラを楽しむなら、まずは焼肉がおすすめです。
特に網焼きが効果的で、余分な脂が適度に落ち、肉本来の旨味が一層引き立ちます。タテバラの濃厚な脂には、濃い味のタレも良く合いますが、さっぱりとした塩タレやレモンをかけると、脂の甘みが引き立ち、最後まで重くならずに食べられます。

・炒め物
野菜と一緒にタテバラを炒めると、肉のコクが野菜に染み込み、より一層深い味わいが楽しめます。
タテバラの脂が野菜に絡まり、旨味が際立つため、シンプルな調味料でも十分な満足感が得られます。特にピーマンやキャベツなどの野菜と合わせると、タテバラのこってりとした味わいが引き立ちます。

・牛丼やスープ
牛丼やスープに使うと、タテバラの肉の旨味と脂の甘みを余すところなく堪能できます。
牛丼の場合、タテバラをじっくり煮込むことで、柔らかくなりつつも旨味がしっかりと残り、濃厚な味わいが口いっぱいに広がります。また、スープにすると脂がスープに溶け出し、コクのある深い味わいのスープが作れます。冬場には特におすすめの食べ方です。

タテバラの栄養価

タテバラは脂が多いため、エネルギーが豊富で、焼肉やスタミナ料理に最適な部位です。
あか牛の脂には、不飽和脂肪酸が多く含まれており、健康的な脂質摂取が期待できます。また、脂の中には旨味成分であるオレイン酸が多く含まれており、口当たりがまろやかで飽きがこないのが特徴です。

さらに、タテバラは高タンパクな部位でもあり、しっかりとした肉質がスタミナアップに役立ちます。
特に、運動後や疲労回復を目的とした食事に最適です。牛肉には、鉄分や亜鉛、ビタミンB群が豊富に含まれており、体のエネルギー代謝をサポートする効果もあります。

タテバラのお買い求めは…

オンラインショップではバラ肉を使用したあか牛の切り落としを販売しております。
また、東京恵比寿にあるあか牛精肉販売所では、タテバラをはじめ、カルビやモモ、リブロースなど、多様な焼肉セットを取り揃えています。
ご家庭であか牛の豊富な脂と旨味を存分に味わうなら、この機会にぜひお買い求めください。カルビの王様ともいえるタテバラは、焼肉パーティーや特別な食事にぴったりです。

あか牛精肉販売所レストランのご案内

あか牛精肉販売所では、地下に併設されたレストランもあり、そこで選び抜かれたあか牛をプロが目の前でグリルし、最高の状態でご提供しています。
熊本の新鮮な食材を使用した前菜や、ワインやお酒と一緒に、極上のあか牛をゆっくりと堪能していただけます。